【2011年 TPP参加予定国、日本のGDP(単位:十億ドル) 】http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_39.html#TPP

 グラフにすれば一目瞭然ですが、カナダやメキシコを加えたところで、日米両国で八割という圧倒的なGDPのシェアになります。日本にとって、TPPとは「アメリカとの過激な自由化」でしかありません。
 また、何回も書いていますが、国民経済の規模(GDP)で見た場合、TPPに「アジア」などありません。一応、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナムの四か国が名を連ねていますが、これら四か国と我が国はすでに経済連携協定を結んでいるわけでございます。別に、TPPに加盟せずとも、アジア四カ国の成長は取り込めます。
 民主党は、どうせ何も調べもせず、自分の頭で考えようともせず、「TPPでアジアの成長を取り込むのです!」 くらいしか言って来れないでしょう。何しろ、経済産業省が作った「TPPに入る理由」のトップに上げられていたのが、「アジアの成長を取り込む」なのです。日本のTPP推進派は、ここまでお粗末なのでございます。
 恐らく、この手の印象論や抽象論を叫んでいれば、日本国民が何となく賛成、納得してたという「過去の経験」から、TPPについて、「アジアの成長を取り込む」 などと嘘八百を主張しているのでしょうが、時代は変わりました。もはや、数値データや具体的な事実をベースにした論旨でなければ、日本国民には通用しません。と言いますか、通用させてはならないのです。

 まともに経済論争をすると、TPPに入るメリットなどありません。内閣府の試算「10年間で2.7兆円」すら、現実には達成不可能です。なぜならば、TPPに日本が加盟した場合、物価下落と競争激化によりデフレが深刻化し、デフレ深刻化が「円高」を呼び込み、結局のところ大手輸出製造業すらダメージを被ることが明らかであるためです。(ちなみに、内閣府のモデルはTPPに日本が加盟しても物価は変動しない、為替レートも変動しないという一般均衡モデルでシミュレートされています。
 TPPを「経済」で語ると、勝ち目がないことは、推進派すら理解しています。

『TPPを経済面だけで判断してはならない! 政治的・社会的な意義まで含めて考えることが重要http://diamond.jp/articles/-/27710 』

 本ブログでは「狼は来るったら来るのオジサン」として有名な伊藤元重先生が、恥ずかしげもなく、「TPPは経済だけの問題じゃないんだよ!」 と論文を書いていました。盛大に笑って差し上げましょう。
 とりあえず、
「経済学者のくせに、TPP推進を抽象論でしか語れないなんて、恥ずかしくないんですか、先生」
 とだけ申し上げておきます。

 とはいえ、伊藤先生の言は確かにその通りではあります。TPPは経済だけの問題ではありません。昨日、一昨日と書いてきたように、「価値観と価値観のぶつかり合い」なのです。
 実際には価値観の戦争が行われているにも関わらず、そこから逃げ、出鱈目な経済的メリットを掲げてきたのは、TPP推進派の方でございます。代表的な例が、「アジアの成長を取り込む」でございます。
 価値観の戦争である以上、民主主義刻、国民主権国家に相応しい方法で決着をつけるしかありません。すなわち「選挙」です。

 TPP解散。よろしいのではないでしょうか。 真っ向から戦いましょう。日本国、いや恐らく世界の運命を変えることになる選挙です。堂々と戦い、決着をつけようじゃないですか。
価値観の戦争|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

【2011年 TPP参加予定国、日本のGDP(単位:十億ドル) 】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_39.html#TPP

 グラフにすれば一目瞭然ですが、カナダやメキシコを加えたところで、日米両国で八割という圧倒的なGDPのシェアになります。日本にとって、TPPとは「アメリカとの過激な自由化」でしかありません。


 また、何回も書いていますが、国民経済の規模(GDP)で見た場合、TPPに「アジア」などありません。一応、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナムの四か国が名を連ねていますが、これら四か国と我が国はすでに経済連携協定を結んでいるわけでございます。別に、TPPに加盟せずとも、アジア四カ国の成長は取り込めます。


 民主党は、どうせ何も調べもせず、自分の頭で考えようともせず、
TPPでアジアの成長を取り込むのです!」
 くらいしか言って来れないでしょう。何しろ、経済産業省が作った「TPPに入る理由」のトップに上げられていたのが、「アジアの成長を取り込む」なのです。日本のTPP推進派は、ここまでお粗末なのでございます。


 恐らく、この手の印象論や抽象論を叫んでいれば、日本国民が何となく賛成、納得してたという「過去の経験」から、TPPについて、
「アジアの成長を取り込む」
 などと嘘八百を主張しているのでしょうが、時代は変わりました。もはや、数値データや具体的な事実をベースにした論旨でなければ、日本国民には通用しません。と言いますか、通用させてはならないのです

 まともに経済論争をすると、TPPに入るメリットなどありません。内閣府の試算「10年間で2.7兆円」すら、現実には達成不可能です。なぜならば、TPPに日本が加盟した場合、物価下落と競争激化によりデフレが深刻化し、デフレ深刻化が「円高」を呼び込み、結局のところ大手輸出製造業すらダメージを被ることが明らかであるためです。(ちなみに、内閣府のモデルはTPPに日本が加盟しても物価は変動しない、為替レートも変動しないという一般均衡モデルでシミュレートされています。


 TPPを「経済」で語ると、勝ち目がないことは、推進派すら理解しています。

TPPを経済面だけで判断してはならない! 政治的・社会的な意義まで含めて考えることが重要
http://diamond.jp/articles/-/27710 』

 本ブログでは「狼は来るったら来るのオジサン」として有名な伊藤元重先生が、恥ずかしげもなく、
「TPPは経済だけの問題じゃないんだよ!」
 と論文を書いていました。盛大に笑って差し上げましょう。

 とりあえず、

「経済学者のくせに、TPP推進を抽象論でしか語れないなんて、恥ずかしくないんですか、先生」

 とだけ申し上げておきます。

 とはいえ、伊藤先生の言は確かにその通りではあります。TPPは経済だけの問題ではありません。昨日、一昨日と書いてきたように、「価値観と価値観のぶつかり合い」なのです。


 実際には価値観の戦争が行われているにも関わらず、そこから逃げ、出鱈目な経済的メリットを掲げてきたのは、TPP推進派の方でございます。代表的な例が、「アジアの成長を取り込む」でございます。


 価値観の戦争である以上、民主主義刻、国民主権国家に相応しい方法で決着をつけるしかありません。すなわち「選挙」です。

 TPP解散。よろしいのではないでしょうか。
 真っ向から戦いましょう。日本国、いや恐らく世界の運命を変えることになる選挙です。堂々と戦い、決着をつけようじゃないですか。

価値観の戦争|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

posted 1年前